「満額回収なんて本当にできるのか」とよく言われますが、できます。
当事務所が満額回収可能な理由、それは取引履歴開示後の速やかな裁判です。
当引直計算が完了すると直ちに訴訟提起をして、安易な交渉には絶対に応じていません。支払日までの利息を支払ってくれない以上、和解には絶対応じず、強行な態度を取り続けます。
貸金業者に対して、もっとも効果のある言葉は「裁判の判決を取って、強制執行するぞ」「銀行口座を差し押さえるぞ」ということです。裁判をしない場合には、貸金業者は司法書士も弁護士もまったく恐れません。多くの貸金業者は、訴訟外の対応部門と訴訟時の対応部門に分かれており、訴訟外の対応部門担当社員与えられた上限が決まっています。例えば、元金の5割以上での和解が禁止されている業者に対して、「満額じゃないと裁判するぞ」と言っても、のれんに腕押し、全く対応してもらえません。
一方、裁判を起こせば訴訟担当部署に交渉先が変更になります。その場合、銀行口座を実際に差押えられる危機を感じて、貸金業者は全額支払ってくるのです。和解できずに判決が出た場合には、おおむね2~3週間で全額支払ってきます。
以上から貸金業者からきちんと満額回収を行うためには、裁判は必須なのです。違う言い方をすれば、裁判さえ起こせば貸金業者は満額を支払ってきます。裁判を起こさない時の交渉は時間の無駄以外なんでもありません。